suspend-then-hibernate

時代は進化していた。acpid でなぜかしばらく使えてなかったハイバネート1が systemd になって簡単に使えそう。systemdの恩恵を今頃になってようやく感じた。

感動したのは、もはや swap はいらないのだそうだ。仮想ディスクを / に作って、grub に読み込ませば良いらしい2。時代は着実に進歩している(していた)のだ。

debian では sudo もいらない。一般ユーザで即、

$ systemctl hibernate

すげ。
でも、しばらく使っていないだけに、スリープ3と比べるとノートを閉じるまでの時間がやたら長く感じる。どうにかならないものか。すると、”suspend-then-hibernate”というコマンドがある。要約すると、まずサスペンドして、バッテリーが5%になると、自動的にハイバネートしてくれるらしい。

$ systemctl suspend-then-hibernate

おお、と思ったのだが、バッテリー5%。もうOSが落ちる直前ではないか。せめて30%くらいにならないものか。

しばらく、騙し騙し、suspendやhibernate, hybrid-suspend4などを試してみたものの、やっぱり suspend-then-hibernate が使いたい。5%問題。。。

重い腰を上げて今朝調べてみると、/etc/default/suspend/suspend.conf にある項目でどうやら 120min やら 2h やらで設定できるようだ。肝は”HibernateDelaySec”という項目。

# --- 抜粋 /etc/systemd/sleep.conf --- #

#HibernateDelaySec=
HibernateDelaySec=2h

パーセントじゃなくて時間で設定できるのはいい。早速試しに 2h で設定してみたものの、効果は次にぱちょこんを落とし後にわかるのね、といつものように systemctl suspend して職場に。

数時間後(当然2時間は経過している)、立ち上げてみると、え?ハイバネートから復帰!再起動しなくても設定が反映されたってこと?これはすごい!これでノーパソ快適バッテリー生活じゃん。12h に設定し直してみた。今にいたる(翌日の3:13.a.m)。

  1. ハードディスクに作業状態を一時保存しておく ↩︎
  2. clog:: 2023-12-30 ↩︎
  3. 揮発性のメモリに作業環境を一時保存する。ただし、メモリには電源供給をし続けなければならないのでバッテリーは喰う ↩︎
  4. サスペンドとハイバネートを同時に。ん? ↩︎

コメント

  1. […] 昨夕suspend-then-hibernate (多分 hibernate) から復帰時。biosのリカバリー画面は出てくるので、多分。 […]